西日本豪雨災害ボランティア
7月上旬に西日本を中心に集中豪雨によって河川の決壊等により多くの方が亡くなり、家屋浸水などの甚大な被害が発生しました。現在も数千人の方々が避難生活を余儀なくされ、一刻も早い復旧が求められています。
8月下旬、東京地方の労働団体の呼びかけに応える形で、豪雨災害にあった岡山県倉敷市真備町に1泊2日の日程で災害ボランティアに行ってきました。真備町は小田川沿いの地域で、その小田川が決壊し、最大で5.4メートルも浸水しました。家屋自体は倒壊していませんでしたが、浸水し地域全域が避難したので、現在も自宅に住めない人が大多数の地域です。しかし、住民の方は日中、土砂撤去や家屋の手入れなどで作業をされていますが、夜になるとゴーストタウンになるとのことでした。
当日は台風が通過した後だったのでうだるような暑さの中の作業となりました。社会福祉協議会が運営している倉敷市災害ボランティアセンターには数百人のボランティアが朝9時頃から集まり、受付後、バスに分乗して被災地域に入りました。
堆積した土砂等の撤去作業は、あらかた終えていましたが、個人宅の外壁清掃や少量の土砂撤去が主な作業でした。作業は基本的に5人1組で行い、リーダーとタイムキーパーを決めて、20分作業したら10分以上休憩を取り、十分な水分補給が徹底されていました。
50年近くこの地域で住んでいる方から災害時のお話しを伺う機会がありましたが、このような大規模な河川決壊は初めてとのことでした。一日も早い生活再建を願うばかりです。今後は、被災者への公的支援の運用・拡大も大きな課題となります。日本国中どこでも水害や地震で被災する可能性があります。また機会があれば参加できればと思いました。