便利なネット検索、でもくれぐれも気をつけて
水道の蛇口から出る水が止まらない
先日のできごと。自宅の洗面所の蛇口を閉めても、水がちょろちょろ止まらない。
ははあ、これはパッキンを取替えなくちゃと、物知りの友人に水道の修理業者を聞いてみた。「クラシアンとか、テレビで宣伝してるのあるでしょ。費用がどれくらいかかるかはわからないけど」とのこと。それならば、Googleで検索してみると、出るわ出るわ、「水道のトラブル、すぐにお電話を!」との広告。信用できるのか不安を感じながらも、「関東圏にお住いの方なら、電話をいただいたらその日のうちに駆けつけます。見積無料!」という宣伝文句にひかれ、電話してみることに。
宣伝文句通りに、その日のうちに訪ねてきてくれたのは、「〇〇ウオーター設備」なる会社の若い社長さん。水道の蛇口をチェックし、「これは、水栓を新しいものに取替える必要がありますね。」とのこと。水栓を取替える必要性については納得できたので、どれくらいの費用がかかるのか聞いてみると、「水栓の解体と取替に5万円。あとは、工事してみて給湯部の一部を交換する必要があれば5万円。さらに給水部の一部を交換する必要があれば5万円追加になります。」とのこと。つまり、最低5万円がかかり、工事してみて不具合が生じている箇所によって最大15万円がかかる、ということらしい。
ずいぶん大雑把な見積もりだなあと思ったので、「きちんと見積書を書いてFAXしていただけますか?」と言って法律事務所のFAX番号が書かれた名刺を渡すと、少々緊張した面持ちで「あ、はい。わかりました。」と「快諾」。念のため、見積書作成は無料であることを確認して、お帰り頂く。
翌日午前中に「見積書」がFAXされてきたものの、水栓の品番や単価などの記載はなく、昨日の説明と同じことが4行記載されているのみ。さて、どうしたものか、そう高額な費用でもないが、結局工事をしてみなければ最終的な費用がわからないというところが納得いかないではないか。しかしそうやって私が悩んでいる間、洗面所の蛇口からは水が流れ続けている。はて、どうしたものか。
考えながら歩いていると、マンションの管理人さんとすれ違った。「あ、そうだ!」と思い立ち、管理人さんに事情を説明し、近所にマンション住人の皆さんが頼んでいる水道屋さんがないか聞いてみた。すると、「すぐそこの、ほら、交差点を渡ったところに、水道とかトイレのリフォームをしているお店がありますけどねー。」との朗情報。そうだ、そんな近くにあったんだと喜び勇んで、さっそくその店舗を訪ねる。狭いけれど、親切なご夫婦がふたりで忙しそうに働いている。突然入店した私が、迷惑だろうに、私の相談をじっくり聞いてくださった。「ああ、あそこのマンションなら、水道の蛇口交換を何度もやっていますから、どこをどうすればよいか、見なくてもすぐわかりますよ。」と言って、同じ型の水栓を店の奥から出してきてくれた。「みなさん、すぐにネットで頼まれるみたいですけど、結局工事をしてみたら〇〇と〇〇も交換する必要があったと言って、見積もりの一番高額な費用を請求してくるんですよ。」と、明るく笑うオーナー。その場ですぐに丁寧な見積書を作成してくれた。水栓代は10%オフセール中。工事の労賃を合わせて合計6万5400円で、翌日に工事は完了した。
やっぱり、ちゃんとお店を構えて、地元の仕事を丁寧にやってくれる業者さんが、一番安心できるのですね。皆さん、ネットの広告に惑わされて、高い買い物をしないよう、くれぐれも気をつけましょう。











