コラム
ゴーン逃亡と保釈の現在
1.ゴーンの国外逃亡は非難されて当然で、弁解の余地はないでしょう。「オレは無実だ、謀略にはめられたのだ」という話は法廷でやるべきことで、日本の法律の及ぼないところで外国メディアに吹聴することではありません。 いま、彼の行…
民事執行法等の一部改正について
1 改正法の2020年4月1日施行 近年、いわゆる相続法の改正や債権法の改正等、重要な法律の改正が相次いでいます。その中で、民事執行法及び国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約の実施に関する法律の一部を改正する法律、…
取調べへの弁護人の立会いの実現を
えん罪事件が話題になるたびに問題になるのが、密室での長時間にわたる無理な取調べによって得られた「虚偽自白」です。その「虚偽自白」を防ぐ方策については、延々議論されてきました。捜査当局や裁判所の対応が決して積極的でない中、…
遺言について(相続法改正に関連して)
去年(2018年)の7月に、国会で民法など(民法及び家事事件手続法の一部改正、遺言書保管法)の改正案が可決、成立し、1980年以来の、約40年ぶりの相続法の大幅見直しが決まりました。 この中で最も大きく報道されたのは「配…
大丈夫
おばあちゃんが亡くなる直前に、どこか痛くない?などと母が聞くと「大丈夫、大丈夫」とゆっくりと言ったそうで、何十年も前のことなのに、母はそのことばを宝物のようにいまでも心にしまっている。「あなたのこれからの人生も大丈夫だ…
自然と人間の共生㉑:民衆の歴史から学ぶ
紅葉が美しい時期に、なんと桜の開花情報が39都道府県計354件寄せられたそうです。桜の花芽は7月頃にできますが、つけ根にある葉が花芽の成長を抑制する植物ホルモンを送り込むため、ふつうは秋に開花することはありません。が、…
こころの島
中学2年生の時、ミクロネシア連邦のある島で過ごしました。 出発直前まで用意もせず、全く行く気がなかった私。母親が荷物を用意し、背中を押されて私は嫌々ながら飛行機に乗ったのでした。 はじめて家族と長期間離れて過ごした…
西日本豪雨災害ボランティア
7月上旬に西日本を中心に集中豪雨によって河川の決壊等により多くの方が亡くなり、家屋浸水などの甚大な被害が発生しました。現在も数千人の方々が避難生活を余儀なくされ、一刻も早い復旧が求められています。 8月下旬、東京地方…
自然と人間の共生 ⑰:慣れこそ怖いものはない?
記録的に早い(6月中)の梅雨明けでした。これも温暖化のあらわれでしょうか。 温暖化で、絶滅が危惧されているアフリカ、マダカスカル島のキツネザルがさらに苦境に追いやられているといいます。キツネザルは竹を食べて生きていま…
演技と話し方
毎年7月には、社会福祉協議会のイベントで弁護士による講演会が実施されます。毎回、ただの講演だけではなくお越しになった方にも参加して頂けるクイズ形式の講演など、趣向を凝らして事前の準備を含め頑張ってきましたが、今年は寸劇…











